2024年4月19日金曜日

2024年 最初の遠出も 2

 長野日帰りの続きです。田中駅から歩いて7~8分てとこでしょうか。レストランとワインショップをかねたお店に到着しました。


品揃えなど、このあたりではかなり有名なお店だそうです。前回小諸のワイナリーでも訪問をオススメされた場所なので楽しみです。

もとは結婚式会場だった建物は本当にチャペルですね。可愛らしい外観でした。


中に入ると奥には暖炉があって火が灯っており温かいです。天井が高くて採光もたっぷりでした。


テイスティングは立ちと着席両方あります。オーダーできるものも立ちと座りでは少し違いありです。今回は着席していただきました。


セットも単品もこの品揃えです。ワイン特区でワイナリーは増えてますが、少量生産が多く、買う機会も飲む機会も・・・というものもたくさんありました。

ここにあったのかぁとようやく飲める機会を得て歓喜です。



Flight3の「の音ワインズ」さんをオーダーしました。飲んでみたいと探していたやつです。


販売はなく、店内提供のみとのことでした。元ソムリエの方がUターンし、開業したワイナリーさんで、2022年に創業、2023年にワイナリーが設立したそうです。

白赤飲み比べができるなんて、嬉しすぎます。フレッシュな味わい、ミネラルもいい感じでした。


そして、これも美味しかったです。白ぶどうを9種ブレンドしたもの。こんな味わいもあるんだと驚きました。ラベルも素敵です。古屋真美さんという方の作品だそうです。

さっそくググってインスタフォローしました。


こういう風に飲むだけでなく、それが素敵なアートを知ることにも繋がっていくって楽しいです。


もうワンセット、今度はソムリエさんにお任せをお願いします。これまた個性的なラベルですね。ぼんじゅーる農園さんというところのもの、名前までかわいいの、ずるいと思います。長野県内のみの流通を飲めました。すっきりした味わいでするする飲めます。


赤は上田市にあるVART、ここはぶどうを栽培し、委託醸造で自社ワインを販売してます。

画家としても活動されていて、勿論ラベルはご自身のデザインですね。ぐっと奥深さがありました。さっきのぼんじゅーるわいんさんとの対比が心地いいです。


もう1本はこちらも上田市のVeraison-Noteさんで、これが初自家醸造とのことでした。

しっかり重みがあって飲み応えがあります。これでオーガニックってすごいです。


感動しました。しっかりショップでワインも購入、いいお店との出会いに感謝です。

さて、田中駅まできたからには戻りがてら途中下車も必須ですね。ということで小諸です。


前回来たときちょっと雲がありましたので、今回いい景色が見られてよかったです。



まずはカフェレストランで小休止しましょう。いろいろワイン飲んだらなんだか喉が渇いてビールが欲しくなりました。


その後、ワイナリーのショップに立ち寄ります。ワイナリー見学用のトゥクトゥクとも再開しました。


でっかいくまさんもいます。年明けてますが、まだサンタ帽子でした。


って、試飲目当てですけどね。お金チャージした専用カードを挿入してぼたん式のやつです。


午後はなんだかずっと飲んでる旅です。


ショップ側から蒸留所のエッグタンクを見ることもできます。近未来感というかSFちっくな光景です。



2杯いただきました。


さて、小諸から軽井沢にもどりましょう。


もう吹っ切れて、とことん飲もうっていう気持ちになってます。バーにきました。


アウトレットとも迷いましたが、ここのバーも好きです。タイミングがあえばよりたいっていう場所になってます。

バーテンダーさんとここ最近のワイナリー訪問の話などしつつ、ジントニックを飲みました。


2杯です。


そうそう、この数日前にパンタグラフの故障で新幹線がとまっていたのです。修理が間に合わなかったら今回の日帰りも断念するところでした。

無事、修理が終ってよかったーなんて話たらバーテンダーさんはその日、私用で都内に行っており、在来線で高崎まわりで4時間かけて帰宅されたと・・・。

そんな時もありますね。お土産も見たかったので、2杯で退店しました。


新幹線でダメ押しビールです。さすがに何かお腹に入れたくて、駅のコンビニでおかきとかも買ってたべました。

飲み過ぎですが、いい日帰り旅行、充実の休日でした。

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おまけ

お土産いろいろ。左のは菊芋です。最近いろんなレストランで出てくるような。小諸駅の無人販売で購入しました。右側のピンクのは、ワインチャペルでおまけしてもらったピクルスです。


ワインは上田のVARTさんを購入しました。オレンジワインです。

冷蔵庫にあると嬉しいハムやソーセージもよく買います。


日本酒にあうものも欠かせないです。


美味しいお土産は買うのが楽しいですね。

次は何を目当てに行きましょうか。考えるとわくわくします。

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メモ 

5月WG 3泊   ふうふで四国(徳島、高松)
5月なかば 1泊 仲良しさんとふたりで辰野町(松本~上高地OR安曇野)

2024年4月16日火曜日

2024年 最初の遠出も 1

・ 平日ずらし旅と使ってる旅行サイトのポイント5倍の日に予約して、良心的な価格でいける。

・一時間ちょっとでという時間もちょうどいい(日帰りができる)

・文学とかお酒とか好きなものが豊富

他にもあるでしょうが、2023年最後の遠出に引き続き、2024年の最初の遠出も長野(軽井沢周辺)となりました。


上野から乗れるというのも我が家からのアクセスを考えると楽ちんです。

行きは7:30発、帰りは16:48の電車です。9時間の遠征を楽しみましょう。


朝イチでビール、そして読書はホラーって相性いいですよ。

あっという間に軽井沢について、しなの鉄道に乗換えました。ICカード使えないため、小銭用意しておくのも手慣れたものです。


信濃追分で下りました。Wikiによるとこの駅はJRを除く普通鉄道では最も標高が高い駅だそうです。

ここから20分ばかり歩きます。


前回来たときは確か雨だったのですが、この日は快晴でした。まぁ、その分寒いけれども。

雪が残ってます。目的地に到着です。


まるで寺社仏閣につながってるような風情ですが、先にあるのは文学館です。文化施設はわりと朝早くからやってるので、日帰り旅行で早めについても開館していて助かります。


この企画展が目当てでした。堀辰雄文学記念館と、近くにある軽井沢町追分宿郷土館の2館での共同企画です。


38人てすごい数じゃないでしょうか。こんなに一堂に会することがあるんですね。貴重な機会を設けてくださった企画に感謝です。

そして堀辰雄文学記念館はお庭や常設も素敵ということで、快晴のもとまずは外見学から開始しました。


こちらは常設展の会場です。


文学碑があります。夫婦で旅行した際に宿の主人に請われて書いたものだそうです。


浄瑠璃寺の春にもありますが、堀氏は馬酔木の花にあこがれがあったようですね。開花は2~4月なので今頃咲いているのでしょう。


こちらは書庫です。


外から一生懸命に本棚を眺めました。どんなタイトルが並んでるのかはやはり気になります。


整然としてますね。我が私室とは大違いです。本棚から本がそろそろ溢れそうなので、どう本棚のスペースを増やすか今悩んでます。。


書庫を背にして見えるのはこれまた素敵な平屋です。藤棚がいい雰囲気ですね。


堀氏が晩年を過ごした本宅、落ち着いた和室で、奥には軸がかけられてました。


親交があった川端康成氏の書です。


小さな机がなんだか可愛らしくみえました。


さて、常設展の展示を観ていきます。陽の光がさんさんと注いでました。常設展は一部をのぞき撮影可です。


軽井沢は縁の文学者が多数いますが、定住していた堀辰雄氏はその中でも筆頭のひとりです。


何度か観ている常設展ですが、流し見ではなく、流し読みではなく毎回じっくり滞在しちゃいます。


交友関係も有名どころが多数ですね。


筆跡比較もできますよ。堀氏のほうが字が柔らかいように感じました。


いまはほとんどがPC作成でしょうから、こういう生原稿って残らないのでしょうね。サインとかあえて手書きするとか?


書簡もそうですが、日用品からも交流が垣間見えて楽しいです。


室生氏の書簡もあります。こちらはおおらかな印象でしょうか。


地図があるとわかりやすいですね。文学巡りが捗ります。


さて、目当ての展示ですが、こちらは写真NGでした。


パネルによる作家紹介と、原稿の展示という形式です。よく38人もの原稿を集めたなってすごく驚いていたのですが、無言館・残照館の窪島誠一郎氏が協力人でした。会期中講演会のイベントで対談があったみたい・・・行きたかった・・・

今回並んだ直筆原稿の元は、中央公論美術出版の創設者である故・栗本和夫氏がコレクションしたものの一部だそうです。直筆以外に書画や骨董などもあり、栗本氏の死後、財団法人栗本図書館で公開されるも、図書館も閉館となりました。

コレクションが散逸する中、巡り巡って、直筆原稿が窪島氏のもとに渡ったそうです。

作家の文字をみるだけでなく、時に編集者とのやりとりなども原稿に残ってました。

物語が出来上がる過程を見せてもらえて嬉しくなる展示です。もうひとつの会場もすぐ近くにあります。

途中にある公園の脇を流れる小川の水が綺麗でした。



郷土資料館です。企画展は2階で開催されてます。1階が常設展示でしょうか、昔の追分宿の生活用品やらを展示してました。


企画展ともに展示は撮影不可です。こちらも素晴しかったです。あと、料金ですが、堀辰雄記念館と共通券になっております。お値段なんと400円で二館見られるのです。企画展を見るのに追加料金もないのですよ。お得すぎました。

さて、直筆原稿に興奮し、しなの鉄道の時刻表にあわせて移動します。もう少しスタート地点の軽井沢から離れて東御市の田中とい駅で下りました。


文学の次はお酒ですね。


ワインを飲んで買いましょう。

次の記事につづきます。

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メモ 

5月WG 3泊   ふうふで四国(徳島、高松)
5月なかば 1泊 仲良しさんとふたりで辰野町(松本~上高地OR安曇野)